| ジャングル・サバイバル ジャクソン記念病院篇 |
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| ■スクラブ（Scrub、術衣） |
普段はスクラブ（Scrub、術衣)を着て活動している。内科等ではネクタイ着用を推奨する科もあるようだが、外科は皆スクラブだ。スクラブの難点はポケットが少ないこと。院内のエアコンが利き過ぎていることもあっていつも上に白衣を羽織っている。
左がスクラブ。普段は右のように白衣を羽織っている。
スクラブを着ていると職員としてみられ、ID（身分証明書）をチェックされないという利点がある。来たばかりでIDがまだもらえなかった時期、スクラブを来たら奇異な目で見られなくなった。短期間ビジターとして海外から来られる先生にもIDができるまでの間はこの方法を勧めている。
看護師さんたちも含めて多くの職員が一日中スクラブで過ごしている。中にはこのままの格好でレストランへ行ったり、帰宅途中にスーパーで買い物する人々もいる。
OR（手術室）に入る際にはすべての人がスクラブを着ることになっている。普段着ている人々は新しいものに着替えて入る、べきなのだがそのまま入る人も多いようだ。日本のように靴を履き替えたりもしないし、ORとそれ以外の境界がやや曖昧である。白衣で入室しようとすると怒られるけど。
| ■スクラブマシーン |
Scrub(術衣)はスクラブマシーンから供給される。スクラブカードを手に入れると２着引出すことができ、使用済みのものを返却すると洗濯してくれる。１着を１日中着用し、帰りにもう１着を引き出してスクラブのまま帰宅（車でDoor
to Doorなので問題なし、街のあちこちでスクラブのまま闊歩している人々がいるし）。翌日選択済みのスクラブを着て来院し、汚れたスクラブを持参してスクラブマシーンに戻すと洗濯してくれる。とても便利。
ところがスクラブカードを手に入れるのがなかなか大変だ。例えビジターであろうがORに入る以上スクラブは必要なので、申請すれば手に入れられるはずなのだが、事務員が仕事したがらないので入手は困難を極める。
それでも古いマシーンの時にはカードを事務員から直接手渡す形でもらえたため、エスパニョール（スペイン語を母国語とする人々）のDr.を一緒に連れて行ってスペイン語で交渉することにより手に入れることができた。マイアミはエスパニョールが多いので、この方法はジャクソン記念病院内でもかなり有効だ。
古いマシーン。左は返却口、右が引き出し口だ。
しかし新しいマシーンは職員が持つ磁気カードを必要とし、このカードを管理する部門がOR事務員と異なるため、入手がさらに困難となってしまった。現在交渉中である。
| ■ロッカールーム |
OR(手術室)周辺にロッカールームがあり、着替えや荷物を入れて置けるようになっているが、数が不足していてビジターにはなかなか当てがってはくれない。ないととても不便なので、裏技を使って手に入れる。
ロッカールームの内の一つ
まず、鍵のかかっていないロッカーを探し、自分で購入してきた鍵をかけて数日間様子をみる。誰も騒ぎ出さなければ空きロッカーだ。これで不法占拠完了。ロッカーを管理している事務員もすべてを把握しているわけではないので、このように利用者不在の無駄な空きロッカーが存在するのだ。事務員の手を煩わせずに有効活用である。
鍵がかかっていない 
自分の鍵をつけてしまう
ところがある日査察が入った。
各ロッカーにこのような用紙が貼られ、使用者の所属と氏名を記入して提出せよという。素直に記入して提出してみる。今のところお咎めなし。もしかして合法化された？
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最終更新日 : 2006/11/13.