組織
移植手術
スタッフ構成
週間予定

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　肝・小腸移植外科は外科に属しているが、病棟、外来、スタッフなどはほぼ完全に独立している。成人と小児の２チームに分かれている。別に膵・腎移植外科があり、また、心移植、肺移植のチームはそれぞれ循環器外科、呼吸器外科に属していて、それぞれ全く別組織になっている。

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　脳死体からの臓器提供による手術であるため、そのほとんどが緊急手術である。ジャクソン記念病院では、過去に３０数例の生体肝移植が行われているが、現在は行っていない。腎移植は生体ドナーからの移植も行われている。
　ドナーが発生すると、レシピエントが選定され、入院患者さんでなければ緊急入院してくることになる。病院から遠くに在住している、或いは他の病院に入院中の患者さんはヘリコプターで運ばれてくる。
　手術はOR(Operating Room＝手術室）70で行われることが多い。麻酔科医、手洗い看護師、外回り看護師、麻酔看護師、検査技師らは肝・小腸・小児移植外科専属である。
　手術開始時間は、ドナーからの臓器摘出時間に合わせて決められるが、実際は全くいい加減である。レシピエント入室予定時間の２時間後に入室し、麻酔がかかって手術が開始されるまでさらに２時間を要す。これがマイアミ時間である。

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　移植外科教授chiefはDr. Tzakisで、成人および小児肝・小腸移植チームを率いている。ピッツバーグ大学でDr. Starzlに師事した愛弟子のうちの１人である。準教授associated professorは３人で、うち２人は日本人である。他に数人の助手assistant professorがいる。準教授と助手はアテンディングattending doctor（専門医）と呼ばれ、病棟管理の責任者であり、外来Clinicを持ち、手術を執刀する。アテンディングには成人肝・小腸移植専属の人と小児肝・小腸移植を掛け持っている人とがいる。腎移植チームはDr. Burkeが率いていて、スタッフはまた別にいる。ここまでがマイアミ大学のスタッフであり、ジャクソン記念病院に出張してきているとの意でアテンディングと呼ばれるらしい。
　移植フェローはシニア・ジュニアそれぞれ３人ずつ（現在シニアは１人欠員）で、成人肝・小腸、小児肝・小腸、膵・腎の３チームを４ヶ月ごとにローテーションしている。レジデントはジャクソン記念病院のプログラムに参加して各科ローテーションの一環として来ている人と、近隣の病院（マウントサイナイ病院など）のプログラムに参加して移植外科のみジャクソン記念病院に来ている人とがいる。他にインターンと呼ばれる、フェローやレジデントのポジションを狙い日々精進する人たちがいる。この中に外国で医師免許を取得し、アメリカに渡ってきている人が数多く含まれる。
　外科以外に肝臓内科医、小児科医、内視鏡医などが関わっていて（多くがマイアミ大学所属）、回診につくこともある。
　他にジャクソン記念病院に所属し、移植外科病棟管理を行っている医師もいる（外科医ではない）。

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回診
　毎日、シニアローテーターが中心となり、チームごとに別々に行われる。アテンディングが週替わりで責任者となり、指示を出す。回診の前にブリーフィングを行い、指示の確認をする。

ブリーフィング

　術直後や重症患者はＩＣＵに入室し、主にＩＣＵのスタッフが管理するが、移植外科医もオーダーをチェックする

ミーティング

外科が行っているミーティングに出席することもある

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最終更新日 : 2006/11/13.